社会人・留学生の受入れ

社会人の受入れ

科学技術の進歩や社会の複雑高度化に伴い、大学院における社会人の再教育の要請が著しく、法的にもその対応が図られています。教育研究科においても、在職のまま大学院の教育を受け、教育研究及び実践上の指導的役割を果たし得る学識と能力を培うことができます。本研究科では、有職者のための特別な履修条件を設定するなどして、これまでに多くの有職者を積極的に受け入れてきており、修了した多くの有望な社会人が職場で活躍しています。

入学試験についても、一般の入試とは異なる「社会人特別選抜」を設定しており、書類審査と小論文・口述試験のみで受験することができます。また、平成16年度より、新たに現職教員を対象として、修了年限を原則として1年間とした新たなプログラムが発足しました。

現職教員は一般入試、社会人特別選抜、現職教員1年制プログラムのいずれでも受験できます。詳細は学生募集要項を参照して下さい。

現職教員1年制プログラムの概要

1.現職教員1年制プログラムの特色

現職教員1年制プログラムは、大学院修学休業制度あるいは教育委員会派遣等による研修制度を活用して、短期間の集中的学習で修士号並びに専修免許状の取得を可能にすることを目的に設けられたプログラムで、次のような特色をもっています。

  • 1年間での修了を原則とすること
  • 教育実践あるいは実践的な研究において既に実績をもつ現職教員を対象とすること
  • 修了要件として、修士論文もしくは特定課題研究成果報告書の審査を必要とすること
  • 修士(教育学)の学位が授与されること
  • 専修免許状が取得できること

本研究科は、2年課程としてスクールリーダーシップ開発専攻と教科教育専攻を有しており、すでに30年近い高度専門職業人養成の実績があり、本プログラムにおいても、問題意識を有する現職教員を、その意欲や主体性に応じて集約的、選択的に教育することに努めています。また,筑波大学には、附属学校として、小学校、中学校、高等学校などが6校、特別支援教育諸学校が5校あります。

本プログラムでは、必要に応じてこれらの附属学校との連携を行うなどして、中学・高等学校等や特別支援教育諸学校の教員を対象にしたリカレント教育を目的としています。

2.現職教員1年制プログラムの指導体制

(1)履修スケジュール

本プログラムの入学後の履修については、次のような流れになっています。

入学後、研究テーマと単位取得計画に沿って単位履修申請を行い、修了要件である30単位の履修を進めます。この際、入学前に大学院の科目等履修生等として取得した単位は、所定の手続きを経れば、10単位を上限として認定されます。修士論文あるいは実践研究報告書については、中間的な発表等を行い、研究の進捗状況を報告し、教員からの指導を受けます。翌年1月には、修士論文あるいは実践研究報告書を提出した後、学位論文(実践研究報告書)の査読及び最終試験があります。

本プログラムの修了生については、修士論文あるいは実践研究報告書の区別なく、学位としては修士(教育学)、修士(特別支援教育学)が授与されます。また、当該単位を履修すれば、専修免許状を取得することができます。

(2)カリキュラム上の配慮・工夫

本研究科のスクールリーダーシップ開発専攻、教科教育専攻のいずれにおいても、数多くの専門的な授業が開設されています。これらの授業を履修することによって、各自の研究課題についてさらに知識を広め、また深められるとともに、関連領域の授業から、研究課題を幅広く捉え直すこともできます。

(3)修士論文(実践研究報告書)の指導体制

本研究科のスクールリーダーシップ開発専攻、教科教育専攻には、学術的または実践的な研究指導を行う教員が配置されており、幅広い立場からの研究指導が可能です。修士論文や実践研究報告書の指導においては、高度専門職業人へのリカレント教育という観点から研究指導を行います。このような指導体制の下、現職教員は自らが蓄積してきた経験を生かし、研究課題に関する考察を深めることができます。