研究科紹介

研究科長挨拶

教育研究科長 清水美憲

教育研究科は、教育の普遍的課題と現代社会におけるさまざまな教育課題に対処しうる高度な専門性を有し、グローバルな視野と優れた教育実践力とともに、教職への情熱と使命感を持ち、リーダーシップを備えた高度専門職業人を育成することを人材養成の目的としています。この目的のために、教育研究科には、主として国内の学校教育分野における研究能力と専門性を養うスクールリーダーシップ開発専攻と教科教育専攻の2専攻、及びグローバル社会における国際教育に関する諸課題を研究する国際的視野をもった探究者を育成し、国際バカロレア(IB)校の教員資格の取得を可能とする学位プログラム・教育学(国際教育)修士プログラムを設置しています。

教育研究科は、1977年に設置されましたが、修了生はすでに3, 500名以上に上り、その活躍については、教育界を中心とする各方面から極めて高い評価を得ています。本研究科の起源は、明治5年の昌平黌跡に設立された、わが国最初の師範学校に遡ることができます。以来、東京師範学校、東京高等師範学校、東京文理科大学、東京教育大学とその変遷を重ねて来ましたが、一貫してわが国の教育界に幾多の優れた人材を輩出し続け、日本の教育に多大な貢献をしてきました。一方、1980年にスタートした外国人教員研修留学生プログラムは、第40期生を迎え、現在までに世界45ヵ国から357名の留学生を送り出し、教育研究科の貢献は世界各地にも及んでいます。

教育研究科の特徴として、第一に、上記のような輝かしい伝統と実績をあげることができます。第二に、教育・学習・研究資源の豊かさをあげることができます。本研究科の教育と研究の両面で、人間系、人文社会系、数理物質系、生命環境系、体育系、芸術系の計6つの系に所属する広い学問領域にわたる全学の多数の教員から手厚い協力を得て、きめ細かいカリキュラムを構成し、充実した研究指導体制をとっています。第三に、多様な経歴・経験を持つ院生同士の日々の交流が持つ教育力の大きさとその効果をあげることができます。本研究科は、全国の多数の大学から入学者を受け入れるとともに、都道府県の教育委員会から派遣された現職の教員、あるいは多様な経歴を持つ社会人、そして海外からの留学生を多数受け入れてきました。

20204月からは、本学大学院の学位プログラム制への移行に伴い、教育研究科は、教育学学位プログラムにおける国際教育サブプログラムと次世代学校教育創成サブプログラムという2つのプログラムに移行しました。従来の伝統と実績を基盤として人材養成目的を一層明確化した、この新しい修士プログラムで、学校現場やグローバル化する社会の様々な場で活躍する教育のスペシャリストを目指す皆さんをお待ちしています。

              教育研究科長  清水美憲  2020.4.1.