社会科教育コース

社会科教育コース

学問的背景を持った優れた教育者の育成

Social Studies Education

社会科教育コースでは、高度な学問的背景を持った優れた高等学校教師および中学校教師の育成を目指しています。昨今、全国の教育系大学に大学院が設置されつつありますが、高等学校の教員を養成しようとしている大学院は数えるほどしかありません。その中にあって、本学大学院教育研究科の社会科教育コースは定員でも全国一の規模を誇り、毎年ほぼ20名以上の修了生を全国に送り込んでいます。中・高等学校の教師を目指す上で、自分の専門分野の学問を深めることはもちろん重要ですが、本コースではそれに加えて授業論を中心とする教育学的研究も重視しています。修士論文ではかなり広範な問題を扱うことができ、社会科・地理歴史科・公民科のいずれの教科の内容にも対応できる態勢を有しています。

カリキュラム

社会科教育コースの専門科目では、次の科目のうち6科目が必修となります。

  • 社会科教育学特講(地理歴史) (3単位)
  • 社会科教育学特講(公民) (3単位)
  • 歴史教育学特講 (2単位)
  • 社会科教育学実践演習(地理歴史) (3単位)
  • 社会科教育学実践演習(公民) (2単位)

これらの授業では、自由なテーマで研究した内容を報告しながら、社会科教育についての基本的な考え方を深めていきます。特に1年次には附属学校などと協力して全員で実験授業を行なっており、大きな成果を上げています。各自の専門を深めながら、2年次には修士論文の内容により、地理・歴史・公民の三つのグループに別れ、修論指導を受けることになっています。

学生指導

1年次においては2月に修士論文のデザイン発表会を開催し、論文の趣旨と構成を発表させています。2年次に入ると、論文の内容によって地理・歴史・公民のいずれかの演習に属し、複数の教員が指導を行ないます。また2年次の10月には修士論文の中間発表会を開き、社会科教育コース教員全員がそれぞれの視点から指導を行ないます。2月に最終審査を教員全員で行ない、合格した者に対しても研究をさらに発展させるための指導がなされます。

修了生の進路

院生のほとんどが高等学校の教員を志望しており、ほぼ全員が教員採用試験に合格して教職に就いています。中には1年程度足踏みするケースもありますが、その場合でも非常勤講師などを経て多くが正式に就職しています。近年児童・生徒の減少に伴い、採用試験の難易度が増す傾向にありますが、出版社やマスコミ関係、公務員への進路も開かれており、教育学的教養を生かした職を得ています。さらに、人間総合科学研究科その他の大学院に進学して、研究者になる道も豊かに開かれています。

修了生の声

佐藤 悠人(平成21年度修了)茨城県高等学校教員

あなたが考える「教員に必要なもの」とは何ですか?私は教員としての「引き出し」だと強く感じています。授業を発展させる深い知識、思考を深める発問、生徒を惹き付ける授業展開。そんな魅力的な「引き出し」を数多く得られるのが教育研究科です。

授業実践に重きを置き、明日にでも現場で使える教材を研究し、附属中などでの研究授業を通じて「引き出し」の質を高めていく。そんな教育研究科での積み重ねのおかげで、1年目からでも自信を持って教壇に立てました。また同期や先輩たちとのネットワークによって、開発した教材などさまざまな情報をお互い共有し合えたことも大きな財産になっています。

修士論文一覧・担当教員

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