理科教育コース

理科教育コース

中等理科教育界のリーダー養成

Science Education

理科教育コースは中等教育段階でリーダーシップのとれる理科教師の育成を主たる目標にしています。院生は、思春期の生徒の実態をふまえた科学教育の知的素養と科学各分野(物理、化学、生物、地学)の幅広くかつ専門的な知的素養の両者を統合的に修得しながら、中等教育段階の科学教育や科学各専門分野での課題をテーマに修士論文を作成し、教育学修士号および高校・中学校理科教員の専修免許を取得して、将来の日本の中核的な人材になることを目指して巣立っています。

カリキュラム

理科教育コースの授業科目は、理科教育の基礎的・基本的な知識の修得を目指す教科教育科目、中等学校の理科教師に必要な科学各分野(物理、化学、生物、地学)の知識や実験指導等の技能の習得を目指す教科専門科目、さらに、理科教育や科学各分野のより深い理解と修士論文作成を目指す選択科目の3区分からなっています。理科教育特別研究1及び2は修士論文作成のための必須科目であり、それぞれ構想発表会(1年次)および中間発表会(2年次)として実施されています。また、社会人特別選抜生のために、昼夜間開講の特別科目も用意されています。

学生指導

1、2年生にそれぞれクラス担任を配置し、修学・学生生活上の指導を随時行っています。修士論文のテーマは、理科教育学の分野、科学の各専門分野、教材開発などから自由に選択することが出来ますが、遅くとも1年次の8月までに指導教員とテーマを決めます。テーマが決まった時点から研究に着手し、3月に構想発表を行ってコース担当教員からの指導を受けます。2年次では10月に中間発表を行い、理科教育コースの審査に合格した者が、修士論文の提出を認められます。最終審査会は2月に行われます。

修了生の進路

これまでの修了生の大部分は、主に全国の高校の理科教師となっています。この他理科教育学や科学の各分野の大学院に進学したり、大学の理科教育学や他の領域の教員になっています。さらに民間企業に就いたものもいます。また、現職派遣教員や海外からの留学生も現職復帰したり、母国に戻っています。それぞれが皆リーダーとなって活躍しています。

修了生の声

谷地 繭(平成26年度修了)東京都足立区小学校 教諭

大学で地球科学を専門に学んだ私は、理科教育についてもさらに学びたいと思い、理科教育コースに入学しました。そこで、専門分野や目指す校種が異なる学生、現職教員、海外から研究に来た教員など様々な人と出会い、互いに意見をぶつけ合いながら学びました。
授業は教育学の講義だけでなく、実験や実習も多かったため、専門分野以外の知識も深まりました。理科の授業はもちろん、クラブ活動や校外学習など様々な場面でその経験が活きています。また修士論文作成までの研究プロセスが、現在、教材研究を行う上での基礎となっています。

片岡真由子(平成22年度修了)茨城県立古河第一高等学校 教諭

教育学を学びつつ、専門である生物の研究を続けたいという想いがあり、私は教育研究科に入学しました。在学中は、充実した設備のもと植物生理学の研究を続け、生物学に対する知見をより深めることができました。またバラエティに富んだ理科教育の授業や実験、仲間と自主的に行った4科目セミナーなどを通して、それまでになかった物理・化学・地学への理解も深まりました。
教員となった今、この経験が専門外の科目を教える際にも非常に役に立っています。これからも教育研究科で得た多様な視点を生かし、生徒に「理科の面白さ」を伝えるために日々まい進していきたいと考えています。

修士論文一覧・担当教員

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